JTBノジュールの連載「敗れざる者」今月は元力士で,現在は漫画家として活躍中の琴剣淳弥さんです。
琴剣さんは子供の時から絵を描くことが大好き。中学生の時、その体格を見込まれ、佐渡ケ嶽部屋に入門。「東京に行けば手塚治虫先生に会えるかもしれない」というのが動機だったそうです。
厳しい稽古の合間にも先輩に隠れてペンを走らせたことも。
相撲の資質には恵まれたが,気持ちが優しすぎ三段目を最高に10年の土俵生活にピリオドを打ちました。
その後、さまざまな職業を経験しましたが、奥さまが過労で倒れたのをきっかけに,子供の時からの夢、漫画家として立つことを決意。遅いスタートでしたが,待ってましたとばかり注文が殺到、大忙しの毎日です。
「人間やる気になれば、何とかなるものですね」相撲漫画の人気者はしみじみと語ってくれました。