雑誌「一枚の繪」今月のアトリエ訪問は京都の畠中光享さんをお訪ねしました。
お寺の子として生まれ僧籍も持つもののの、子どもの頃からずば抜けた絵の才能を見いだされ、この道に進みます。若き日から京都学派の学者たちと交流され、その教養の深さもただごとではありません。インドには77年以降毎年訪れ、古い布やミニチュア画のコレクションで本も一冊作られたほど。お宅に鎮座するおびただしい骨董も畠中さんの審美眼に貫かれ、その調和はみごとというほかありません。そのすべてが美を求めてやまない畠中さんの心の表出なのだと思いました。
古い缶からぐい飲みが
インドのテキスタイル、ミニチュア画のコレクションが一冊の本に