10月22日から始まる写真展のプリント作業が始まりました。
まずL版にプリントした写真を並べて、全体の流れを考えていきます。
数ヶ月前には取りかかり、一度決めたものを少し寝かせたあと、再び並べて再検討するという作業を何度か繰り返していきます。
ここ数年はインクジェット紙にプリントした大きなサイズの写真が気に入っています。緻密なプリントは写真集で味わっていただき、会場では大きな写真で、現場の臨場感にすっぽり包まれていただけたらと思っています。
写真展については写真家の方それぞれでいろいろな考え方があると思いますが、私はここ数年に関しては、みなさんとの出会いの場だと思ってやっています。
今は仕事でもネットのやり取りだけで、実際に顔を合わせないということもよくあります。こんな時代だからこそ、こういう空間を定期的に持ち続けたいと思っています。以前は写真ギャラリーというとカメラおじさんばかりで「フィルム、現像液は何を使っているのですか」という質問ばかりで閉口しましたが、今は業界を超えたさまざまな方が足を運んでくださるようになったのも嬉しい変化です。(カメラおじさんももちろん大歓迎です)
今年はまたどんな方々に出会えるのか、今から楽しみにしています。会場にはだいたいおりますので、どうぞ気軽にお声をかけてください。近日中には写真展の詳しい情報をご案内させていただきます。