雑誌「一枚の繪」7月号で、軽井沢の柴田長俊さんのアトリエにおじゃましました。
「軽井沢の透明度の高い光線が好きなんです」とおっしゃるとおり、この日の軽井沢は光線がカリッとしていて空の青さも違いました。
柴田さんの作品の空の青はここから生み出されていたのか。
偶然ですが柴田さんが文化庁の芸術家在外研修員としてスペインのバルセロナに滞在されていた1985年は、私もバルセロナに安アパートを借りて、写真を撮っていました。
あの頃は物価も安く人ものんびりしていて、ほんとに住み良いところでした。
そもそも経済力のまったく違う国が、ユーロという同じ土俵で競わねばならないということに無理があったのだろうと、昨今の不安定なヨーロッパを見て思いますが、前を向いて歩いていかなければ。
過去は未来でもあると思う今日このごろです。