今年2月にすばらしい写真集が出版されていたのを不覚にもついこの前知りました。岩瀬禎之写真集「海女の習俗」千葉・岩和田1931-1964(彩流社)です。
作者の岩瀬さんは千葉の御宿で家業の酒屋を経営しながら、地元の海女さんたちの魅力の虜になり、アマチュアカメラマンとしてせっせと写真を撮られて、2001年97歳で天寿をまっとうされた方です。
リリシズム溢れる写真のセンスは抜群で、記録としても一級品です。時々画家のゴーギャンを思わせるような演出もありますが、それもご愛嬌です。
これは以前出版された「海女の群像」の続編ということなので、こちらもぜひ見てみなければ。きっとすばらしいはずです。


