文藝春秋の季刊誌「嗜み」11号が発売になりました。
富士山麓で無農薬野菜づくりに奮闘する女優の工藤夕貴さん。
片手間仕事ではない、人生をかけている意気込みに圧倒されました。当初は虫食いだらけの野菜しかできず途方に暮れたそうですが、持ち前のファイトと熱心な勉強で、元気でおいしい野菜ができるようになりました。
併設するレストランは地元では人気のスポットです。
作家の火坂雅志さんとは東京都江東区にある江戸切子の門脇ガラス加工所へ。
案内いただいたのは、こちらの二代目の門脇裕二さん。
ガラスを手でずっとホールドしながら、グラインダーでこまかい線を入れていくという、気の遠くなるような細かく果てしのない作業です。裕二さんの器は、それはもうため息のでるようなすばらしいものでした。
佐々木幹郎さんのスコットランドウイスキー紀行は、アイラ島のラガブーリン蒸留所へ。
樽の貯蔵庫の横はすぐ海。嵐の日には波がザンブザンブと壁に打ちつけるそうです。
貯蔵庫の中の壁にはさまざまな種類のカビや、床にはキノコまで!
管理人のピンキイおじさんに言わせると「これがいいんだよ」
ラガブーリンの複雑な味わいは、こうして生まれるのですね。