新潟県長岡市山古志の伝統行事「牛の角突き」です。
5月から11月の間に12回開催されます。これは5月22日今年3回目の模様です。
山古志は2004年の新潟中越地震で甚大な被害を受け、村民の方すべてが避難生活を送るという、つらい経験をされましたが、今はみごとに立ち直りました。その象徴のひとつがこの「牛の角突き」でもあるのです。
牛は全力でぶつかりあいますが、相手が戦意を喪失させるところまでは追い込まず、ある程度の力比べが終わったら、男衆が未だ血気にはやる牛を引き離すところに特徴があります。勝ち負けよりも途中の過程を、そして何よりも牛を大事に考えているのです。

山古志は美しい棚田の里

会場全景

戦いぶりにも牛の個性がでます

一所懸命な表情

頃合いを見計らって男衆が牛を引き離します

戦いが終わって牛舎に帰ります