JTBの月刊誌ノジュールの連載「敗れざる者」今月はプロゴルファーにして絵手紙作家の中溝裕子さんです。
中溝さんはプロゴルファーになって3年目の25歳の時に、「骨髄異形成症候群」という難病の宣告を受けました。妹さんからの骨髄移植を受けたものの、激しい拒絶反応が起き、約3年間の入院。その間、食事は一切とれず、チューブから送られる栄養だけで、命をつなぎ止めたそうです。
そんな苦しい闘病生活の中、絵手紙と出会います。魂の奥底から湧き出てくるような、温かいその絵と言葉は、見る人の心にじんわりとしみ込んできます。
今も病気との戦いは続いていますが、中溝さんはご自分を「日本一ゴルフをしない女子プロです」とカラカラと笑い飛ばして、はつらつと日々を送っています。
