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世界の路地裏 61 ベトナム・フエ
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フエは南北に細長いベトナムの中央に位置する、ベトナム最後のグエン王朝の古都だ。ベトナム戦争で伝統ある寺院や遺跡は大きな被害があったが、その後修復も進み世界遺産にも登録された。


午後夕立が来た。東南アジアではおなじみのことで、寺院の敷地に雨宿りした。何人か駆け込んで来た中に日本人のような若い女性がいた。かなり使い込んだ一眼レフカメラカメラを肩にかけていたので、同業者ではないかと思い声をかけた。


聞くとやはり日本の人で、カメラマンのアシスタント修行を終え、自分の進むべき写真の方向を模索しているという。何より印象深かったのが、底なし沼のように深いハングリーな目をしていたことだ。スペインの旅をしていた若き日の自分の姿と重なった。貧乏旅行のようだったので、ご飯をご馳走して、幸運を祈り別れた。


何年かして写真展の案内状が届いた。彼女からだった。写真は若い女性ならではの、みずみずみずしい感性にあふれる傑作だった。

彼女は今、世界で活躍する人気写真作家になっている。


# by saito-r | 2020-02-19 09:45
サライ3月号 小堀鴎一郎医師
小学館のサライ3月号のインタビューで、在宅医療の医師小堀鴎一郎さんを取材させていただきました。
元々は外科医だった小堀さん。定年後に移った現在の堀ノ内病院で、同僚に頼まれたのがきっかけで、訪問診療という世界に出会い、何百人の方を看取って来られました。
救命・根治の外科世界から見守る医療へと180度の転換。小堀さんの言葉には、現場をたくさん見た方ならではの深い洞察があり、医療とは何かを私たちに問いかけます。詳しくはサライ3月号で。


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# by saito-r | 2020-02-10 09:36
世界の路地裏 60 カザフスタン・アルマトゥイ
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カザフスタンは、ソビエト連邦時代の核実験場というイメージが、今も消えない。セミパラチンスクでは、1949年から40年の間に、約450回もの核実験が行われた。

健康被害はもちろんのこと、死産、流産、先天異常の子供の出産など、その映像は世界に衝撃を与えた。そして体の不自由を抱えて生きている方々には、放射能の脅威は今尚続く負の遺産だ。


一方、新首都ヌルスルタンは中国の一帯一路の要と位置づけられていて、豊富なオイルマネーを背景に、草原に誕生した近未来都。そのSF的風景は新しいカザフスタンの象徴となっている。


かつての首都アルマトゥイは今もこの国最大の都市で、文化、経済の中心地。名所コクトベの丘で雪を頂く美しい山を眺め、ゴーリキー公園へ。日曜日は民族衣装を着た子供たちの、様々なイベントがあって楽しい。


無名戦士の墓の前には、ウエディングカップルが次から次とお参りにやってくる。「おめでとう!」と一声かけて、シャッターを切ると、花嫁さんがニコリと微笑んだ。


# by saito-r | 2020-02-01 15:53
新年あけましておめでとうございます。
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新年あけましておめでとうございます。私も還暦の年が終わり、今年はまた1からスタートという気持ちで新年を迎えました。貯まった物もどんどん整理し、身辺を身軽にしたいと思っています。
古い記念写真が出てきて1964年とありました。母が撮った写真でしょうか。誰かの写真によく似ていること。
このところブログも昔話ばかりで恐縮ですが、昔も未来も一緒のような不思議な感覚になっています。そして一番大切なのは今この時だと。

寝言はさておき、本年もみなさまのご多幸をお祈りしています。

# by saito-r | 2020-01-01 18:36
世界の路地裏 59 北海道・函館 2
世界の路地裏 59 北海道・函館 2_f0143469_17322205.jpg

今は世界中から客が訪れる大観光地だが、当時は寂れ果てた哀愁漂う街だった。特に函館山山麓の西部地区は何度も大火にあった函館の中でも、かろうじて火災から逃れた一帯で、ここには古い函館がそっくり残っていた。


ここを中心に撮影を進めた。建物の中のカットはどうしても欲しい。東京の大学生だが、建築の勉強で家の中を見せて欲しいとお願いすると、みなさん快く招いてくれた。


この数日間は不思議なことが起こった。小手先の技術で乗り切ろうと思っていた私だったが、いつもと物の見え方が違うのだ。従来、頭の中で考えて撮っていた写真だったが、向こうから「ここ撮れ」とサインが送られてくる感覚だ。余計なことを考えず、無心になっていると、次々と幸運が訪れた。自分でも驚きながら、やって来る映像を遠慮なくいただいた。

 

この時、写真の持つ神秘をほんの少し垣間見た思いがした。

東京に戻り先生に写真を見てもらうと、お前何かあったのかという目で、私をご覧になる様子がちょっと得意だった。

# by saito-r | 2019-12-14 17:39


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