櫻井孝美さんの画集「燦(きら)めく日々」でアトリエ写真のお手伝いをさせていただきました。
櫻井さんは1944年生まれ。大学卒業後は長らく山梨県庁の職員をやりながら、こつこつと絵を描かれてきました。テーマは家族や富士山といった身近なものながら、その表現は自由闊達であり、溢れんばかりの愛とエネルギーに満ちています。
せっかくこの世に生まれて、悲しい現実ばかりに振り回されていてはもったいない。人生が生きるに値するかしないかは、その人の気持ちひとつなのだと、これらの作品群が語りかけてくるような気がしてなりません。
今の時代にこそ多くの方々に見てほしい作品集だと思いました。
オマージュ北斎
1986年/1987年夏(安井賞受賞作)
アトリエにて